【HSP体験】“自分のせい”と思いすぎる私が気づいた、事実と意見を分ける練習法

HSP

「また自分のせいかも…」と思ってしまうあなたへ

今日は会社の空気がぴりついている、私なにかしたっけ…?
また、取り組んでいるプロジェクトチームで問題が起きた時、あの時の私の行動がだめだったのかも…。

ぴりつく雰囲気を敏感に受け取ってしまった時、ぐるぐる思考から抜け出せないことってありませんか?

HSPの気質を持つ私は何か良くないことが起きたり、不穏な空気を感じると「私のせいかも」と自分の行動と紐づけて考えてしまう癖があります。

なぜHSPは「自分のせい」と思いやすいのか?

HSP(Highly Sensitive Person)の人は、外部の刺激だけでなく、「人の感情」や「場の空気」などにも非常に敏感ですよね。 では、なぜ「自分のせい」だと思いやすいのか考えてみました。

  • 責任感が強い 「自分が何とかしなきゃ」とすぐに背負ってしまう、頼まれる前に先回りして気を利かせすぎる
  • 他人と自分を比較してしまう 周囲の人々と自分を比較することが多く、他の人が簡単に対処できることでも、自分には難しいと感じることが自己否定に繋がってしまう
  • 相手の感情を“察して”動く 感情が豊かで、他人の感情にも敏感なため、他人の反応や感情に影響されやすく、自分の感情を過剰に責める
  • 無意識に自己分析&反省を繰り返す 自分の内面を深く分析する傾向があり、他人の反応や状況を自分の行動や性格に結びつけて考えがち

このような気質が、「何かあったら自分の責任」と考えてしまう土台になっているように思います。

「それ、事実?意見?」と問いかけるクセをつける

そういう私も人の感情を敏感に感じ取ってしまうため、いつも申し訳ない気持ちを抱えて過ごしている時期がありました。でもある時、高校から仲のいい友人に相談しているとこう言われました。

「話は分かった。でも、それは“事実”?それとも“自分の意見”?

この言葉のきっかけに、私は自分の考え方に変化が生まれたのを覚えています。

確かに冷静になって考えてみると、それって”私の責任”だったのでしょうか?

シーン事実意見(=頭に浮かぶ考え)
上司の返事がそっけない短く、単調な返事だった嫌われているかも
メールの返信が来ない48時間経っても返信がない無視されてるかも
上司から「了解」とだけ返信実際に使われた言葉機嫌が悪いのかな
ミスを指摘されたミスを教えてもらった自分って本当にダメなやつだ
返信を催促された返信していない嫌な気持ちにさせたかも

このように、何かあったとしてもその事実が起きているだけで、そのあとに続く「意見」は自分の憶測であることがほとんどです。目の前のことはただ起こっているだけで、すべて自分のせいだと考えて落ち込むのは非常にもったいないと思います。

今直面していることを事実として受け止めた後は自分の憶測になってくるので、本当のことを確かめる方法はありません。正解がわからないことをずっと考えている状態ですね。

私は相手の心は宇宙と同じくらい謎が多く、正解はないと思うようにしています。

上司の返事がそっけないと感じても、その時は忙しかったのかもしれないし、体調が悪かったのかもしれないので、必ずしも自分に原因があると感じる必要は全くないのです。

自分の好きなところを自分だけの空間で書き出す

それでも自分のせいだと感じてしまうのはとても共感できます。それはおかしいのではなく、そういうクセがついてしまっているだけなのです。

では、なぜそう思ってしまうのか?

詳しくはまた別の記事で書き出してみますが、HPSの人はとにかく自信がなくて自己肯定感が低い人が多いです。素敵なものをたくさん持っているのに、自分のマイナスな面だけに目が行きがちです。

私も自分の嫌いなところは次々と出てくるのに、好きなところは時間がかかります。きっと、自分の好きなところを人に見てもらうor聞いてもらう場合は相手に気を使って言えないことが多いのかもしれません。

誰も見ないけれど、自分が知っている自分の好きなところを書き出してみてくださいね。

でもやっぱり誰かに聞いてほしいと言う方は「自分の〇〇なところが好き」って教えてくれると嬉しいです。人のプラス面を聞けるのはとても心地がいいです。

ちなみに私は、「自分の外面が良くて第一印象だけは自信があるところ」が好きです。
なんて。。(笑)

少し話はそれてしまいましたが、今日は事実と意見を分けて客観視することについて書き出してみました。

相手の機嫌の良し悪しはあなたに関係のないところで起こっている可能性が高いので、機嫌が悪いなと思った事実以上のことは考えないようにしてOKです。

不安に思った時は「ここまでは事実で、そのあとは自分の意見(憶測)だから本当のことは誰にもわからない。」と決着をつけてみてくださいね。きっと少しだけ楽になれるはずです。

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