“気のせい”で済ませられない心身の症状はありますか?
自分のことをHSPだと自覚している人も多いと思いますが、病院に行った方がいいのだろうか…?と悩んでいる人もいますよね。
結論、私は「明らかに日常生活に支障が出ている」と思ったら一度心療内科などの病院に行ってみた方がいいと思います。
日常生活に支障が出ている状態とは例えば、
- 夜眠れない日が2週間以上続いている
- 自分はそんなつもりはなくても周りから元気がないと心配される
- 顔色が悪い、クマがひどいなど心配される
- 気分が沈んでいる状態が続いている
- 急に泣きたくなったり、感情が抑えきれずに泣き出してしまう
- 職場で泣いてしまう
- 気力が湧かない、何もしたくなくなる
- お風呂に入ったり身なりを整えるのが億劫になる
- 常に不安感があり前向きになれない など
PMSなどを除いてこういう症状が続く場合は、気質で済まされる範囲を超えて病気が隠れていることがあるので一度受診した方がいいと思います。
私の中の判断基準は自分一人では解決できないと思う症状が出た時だと思います。
HSPは「病気」じゃないけど「病気になりやすい」気質
HSPとは「気質」であって「病気」ではないと思います。ですが、「病気」に傾きやすい性質だとは思っています。なぜかというと、感情や環境に敏感であること、我慢強いところが起因していると考えています。
HSPの人は我慢強い人が多いです。「これくらいで病院にいくなんて…」と思っている人も多いので限界まで我慢してぽっきり折れてしまう人もいます。
「HSP 病院」などで検索されている場合はすでに限界が近づいている事が多いので、勇気を出して心療内科に行ってみるのもいいと思いますよ。
たくさん薬を処方されたらどうしようと思う方は、問診票や診察の時に「なるべく薬には頼りたくない」旨をお伝えするといいですよ♪
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薬をもらうだけが心療内科ではない
心療内科と聞くと「たくさん薬を処方されてしまう」というイメージがありませんか?私はありました。だから、最初の一歩がどうしても出ないから手遅れになってしまうことも。
ただ、心療内科には薬物療法だけではなくビジネストレーニングやカウンセリングを実施してくれるところもあります。心の状態によって受ける受けないの判断も先生がしてくれる場合が多いので、薬に頼り切る治療じゃなくて別の方法も検討してみてくださいね。
私の場合や、同じHSPの友達はとにかく人に話を聞いてもらうことで安心する場合もあります。
どうしても病院に抵抗がある人はカウンセリングを探してみるのもおすすめですよ。
私はカウンセリングも受けたことがあるのですが、最初はとにかく泣きながら話を聞いてもらいました。
そして、私の考えを第三者の視点でまとめていただき、自分はどうしたいのか一緒に答えを出してもらったこともあります。一人で悩んでぐるぐる思考に陥っている人におすすめしたいです。
“今すぐ治さないと”と焦ってしまう
HSPさんは完璧主義で結果重視な人も多く、「病院に行ってもすぐに治らないかもしれない…」と思ってあきらめてしまう人もいます。
ですが、一時的に良くなっても繰り返してしまう場合は考えている時間がもったいないです。
一度癖になった思考や行動はなかなか自分一人でなおしていくのは難しいと思っています。
はやく治さないといけない、と思わずにゆっくり良い結果を出していく方が大切です。良い方向に向かっていくためには、小さな行動が大事になってきます。「まだいける、これくらいで」なんて自分を厳しく追い込まないで大丈夫です。頼れるものには頼って、本来の明るい笑顔を取り戻しましょうね。
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