在宅勤務はつらかった
コロナ禍の時は一気に在宅勤務が広がりましたよね。
一見「人と会わないから気楽そう」「家のことしながらお給料もらえるって最高」とか言われていましたが、私にはあまり合っていなかったです。確かに、良かった面もありますけど圧倒的にきつかったです。
“空気”に敏感な私が失った安心感
何事にも敏感で察しやすい私たち「チーム繊細さん」たちは、人の表情やその場の空気からとてもたくさんのことを情報として受け取り判断します。
それこそ、表情、声色、ちょっとした言葉のトーン、ため息の数など本当に細かいところまでも。
それが在宅勤務を余儀なくされた頃、対面で感じ取っていた情報がなくなることが大きなストレスになっていました。
コミュニケーションはほぼオンライン、チャット、メールのみ。
オンライン会議の際は顔出しをせずに真っ暗画面に名前だけの人も多かったですね。
そうなるとこれまで対面でキャッチしていた情報がほとんどないまま仕事をしないといけなくなります。
その結果は散々なものでした。
文字のコミュニケーションで不安になる
仕事のやり取りがほとんど文字だけになると、
- 返信が遅いけど何か変なこと、気に障ること言ったかな
- なんだか文章が冷たいような気がする、怒ってる?
- 素っ気ない態度だ(のような気がする)けど、嫌われた…?
- なんだか責められてる…?
- 上手くやらないといけないのに、また怒られた、どうしよう
いや、確かめたわけではないので全部主観ですよ?恋人とのやり取りかと思いますよね。(笑)
重症な思考だと思いますが、これは共感してくれる人結構いませんか?
仕事で普通顔文字や絵文字なんて使う文化なかったですし、私のいた部署は年齢的にも先輩の方が多かったので余計に「。」や「、」の人ばかりでした。一言一言に振り回されて、PCの前で思考停止してしまうこともありました。
あの頃は「!」これがあるだけでほっとしていたのを覚えています。(笑)
ほどんどが思い過ごしだと気づいた
こういう時ってほとんど私の思い込みだったんですよ。実際に出社で会ったりすると「この前はありがとう!助かった~」など気さくに声をかけてくれるので、涙が出そうでした。
社会人なので、わざわざ「チャットの文章冷たくてごめんね」なんて言ってくれる人はいません。
冷たいと感じるくらいが普通なんです。ただ、普段は対面で笑い合ったり、感情の見えるコミュニケーションをしていたのでそのギャップが辛かったんだと思います。
気づいたことで救われた
私は「感じ取れない+憶測=不安」というサイクルにぐるぐる巻き込まれていました。
でも今は、「わからなくて当たり前」「これは私の思い込みかもしれない、いったん止まろう」と、自分に優しく声をかけられるようになりました。
もしあなたも、文字だけのやりとりに疲れてしまったり、「なんか冷たく感じる…」と落ち込んでしまうことがあるなら、それはあなたの“気づきすぎる力”が働いているだけなのかもしれません。
普段の文章はどんな感じか?明らかに違う点があれば確かに何かあるのかもしれませんが、アナタに原因がある可能性は限りなく低いと思います。だいたいのことは思い過ごしのことが多いので安心してください。
といっても、無理に変わらなくていいですし、少しずつ「大丈夫だったかも」と思える瞬間が増えていけば、それでいいと思います。
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